僕が拾ったのか、それとも拾われていたのか
どうやら君に救われていたらしい
言えぬのは癒えぬ思い
消えぬ言葉、見えぬ涙……はらはら
見つけた白い雪に消えかけのあと
たどっていった先、遠くの方に見慣れた姿
…笑顔だといいな、と願いながら
足を速めてみる
出遭って初めての君の誕生日
祝える位置に立っていられたことを感謝して
はっぴぃばーすでぃ
涙の数だけ強くなれる
いつかは泣かない自分になれる?
calling 君の声が聞きたくて鳴らしたベル
乞うリング 君とつながりたくてねだった指輪
甘酸っぱさとみずみずしさを秘めてまっすぐ立っている
ルビーのような紅い衣をまとった夜のお姫様
冬になると、うずくのは
君が触れた右手なのか、君に触れた心なのか
聞かないふりではなくて
ただ聞こえていないんだね
こんなに奏でているのに
一度背負った名前を
一度手にした場所を
貴方は捨てることができますか?
といわれるけれど
それは勘違い
……優しい人は
ここで貴方を放り出すの
レポートしてる君の隣のパソコン
あいていたものだから
つい座ってしまった
することないから
意味もなくワード開いたけど書くことなくて
しかたないから
ゲームしてみたりして
それを見た君が
つっこみをいれてくれた
あーあ
きっとしょうもないやつだと思われたんだろうな
だけどどう思われたとしても
やっぱり君の隣に座れる
満足感には勝てないや
まさかこんなことで
だめになるような
やわい心をもっているつもりはない
わたしはつよいつよいつよい
被害者ぶるえごいずむ
そんなものいらない
朝歩いている君を見て
昼寝てる君を見て
夕機械の前座ってる君を見た
それだけで満足な僕は
しあわせものかな
声はかけられないけど…